着実に今のバンドを上達させるための効率重視の練習方法

バンドに限らず、なにかひとつの事に打ち込み続けると必ずぶち当たる伸び悩みの壁。
いくら練習しても、さっぱり上達を感じられなくなってしまった人にこそ読んでいただきたい記事になっています。
伸び悩んでいるのは自分の限界ではない
練習しても一向に上達しない理由は、主に「自分のレベルを客観視できていないため、次の目標が見えていない状態」を指します。
進むべき道が分からないのに、闇雲にいくら練習したって昨日の自分とさほど変わらないのは当然なのです。
この記事では。その小さな目標を簡単に見つけられる方法をご紹介していきます!
普段の個人練習やスタジオ練習は必ず録音する
練習の音を録音しておくと、演奏する立場ではまったく見えなかった風景が見えてくるものなのです。
下記のように、自分が疑問に感じた事や、違和感をバババーっとテキストに書き出してみてください。
そしてその解決策を打ち出し、1つづつ潰していくだけ。
出来ない事があれば、次の練習までに絶対に出来るようになっておく。
- ボーカルのピッチや音程のズレ
- バンド全体のリズム感の狂い
- ボーカルとギターの音域のかぶり、ベースとドラムの絡み
- 曲の全体のイメージ
- 邪魔なフレーズ・欲しいメロディやコーラス
- オリジナル曲にふさわしいテンポかどうか
バンドとして課題にしたい事は、バンドのメンバーと共有し、同じ熱量をもって解決できるよう話し合う。
これを毎回、繰り返すだけで着実にバンドをレベルアップさせていく事ができるのです。
ライブ映像は必ず録画しておく
ライブ映像を録画した方がいい理由は、自分が自分達のライブを「お客さんの立ち場で見るための判断材料」にするためです。
見るべきポイントは、演奏でミスした箇所やメンバーのアラ探しではありません。そんなところ指摘したところで、バンドの成長に直結しませんので、ここでは一旦忘れてください。
徹底してお客さんの表情やノリ方、ライブの運び方やMC、空気の作り方やライブパフォーマンスに注目し、自分が感じたことをバババーっとテキストに書き出してみてください。
とにかく疑問に感じたら何でもいいので全部書き出してください。
- チューニングしてる間の無音な気まずい空気をどうにかすべき
- 最初の1曲目でもっとお客さんの心を掴めるはずなのに掴めていない
- ずっと早い曲ばかりで飽きる
- チケット代1000円のライブは提供できているか、見合う内容か
- お客さん50人くらいいたけどCD売り上げは0枚、売るためにはどうすればいい
それも①と同様に、次のライブまでに自分で解決できることならば解決し、メンバーと共有した方がいい話なら、シェアしあうとよいでしょう。
どのライブハウスでも安定して良いライブをするバンドは、当たり前のようにこれらが自然と出来ているバンドが多いようですね。
まとめ
バンドに限った話ではないですが、仕事だってそうですね。
同じ物事を毎日繰り返し、常に結果を出し続けなければならない状況にあるのであれば、あらゆる視点から自分を見つめる事によって、新しい“気づき”が生まれるのです。
トライする時に失敗して当然。
失敗を経験し、何がダメだったのかを考えなければ、正しい答えなんて見えてくるわけがありません。
だからこそ、「トライ⇒失敗⇒何がダメだったか考える」このループをいかに短縮し、多くこなすかが重要になってきます。
他のバンドが3年かけて培う経験を、1年で習得することが可能。もしかしたら半年かもしれません。
そのためにも1回1回の練習やライブを、より意味があるものにするために、毎回自分の目標を掲げ、バンド活動を続けていくとよいのではないでしょうか!